きっちりした仕事をやる会社
㈱ディープランは「お客様に信頼される会社」をめざし、"クレームを出さない、良い物を刷ること"を日々の努力目標としており、仕事をきっちりやることが同社の強みとなっている。横手社長は、「信頼関係が一番大事」と社員には言い続けているという。
同社の仕事は地元スーパーなど流通関係が5割、不動産関係が3割、他の2割が役所や会社関連であり、チラシ やDM、販促ツールやPOPなどすべてを自社内で生産している。夜に下版して翌朝の納品や、PP貼りや型抜き加工にもきっちり対応するとともに、仕分けや配送など細かいフォローも行っている。納期遵守の仕事が多い同社は、ワンストップ体制の設備を整えて、2交替制で対応している。設備面では、4色機3台、断裁機3台のほか、中綴じ機や無線綴じ機、折り機など一通りの設備を揃えている。
オペレーターのスキルもアップ
「今までも全判の仕事がかなりありました。それを全部取り込む機械が欲しいと思っていましたが、運よく補助金が取れました」と言う横手社長は、昨年の8月に念願だったKOMORI機のリスロンA37を導入、翌9月には 菊全判に合わせた断裁機のアプリシアCT115をセットで導入している。
「KOMORIとのお付き合いは初めてですが、印刷機には絶対の信頼感がありますし、断裁機も信頼できると考えてセットで入れました。アプリシアも問題なく順調に使用できています。いい機械を入れるとオペレーターのスキルもアップして、結果的に良い物ができます」と横手社長は笑顔で語る。
アプリシアについて現場にお聞きすると、「タッチパネルによる操作なので作業がとても楽になりました。操作にもっと慣れることで、作業性はさらに向上できます」、「実作業では2週間で1万回の断裁を行っています。菊全判に対応していますので仕事の幅も大きく拡がっていくと思います」と喜びの声が返ってきた。
付加価値を得意とする会社に
「KOMORIのサービスやフォローの姿勢には共感できます」と言う横手社長に、今後について伺った。
「当社はまだまだ発展途上です。当社の規模では、やはり小ロットに対応し、さらに抜き加工を活用した販促ツールやパッケージなど付加価値のある作品を得意とするような会社になりたいと思っています。そして、中をきっちりと固めて、信頼してもらえる会社になって、自社の特長をうまく活かしながら、一歩先の攻めの営業をやっていきたいと思っています」と語る横手社長は、信頼の会社づくりのために新たな戦略を思考し始めている。