MBO 環境への全社的取り組み
日時:2024年11月22日(金)
環境、気象、資源保護へ積極策を推進
KOMORIグループのMBOは、紙折り加工システムの開発・製造を行っています。ドイツ・オッペンヴァイラーにあるMBOは環境規制の厳しい欧州において、環境負荷を最小限に抑えるための数々の対策を実施しています。環境戦略の主軸は、再生可能エネルギーの利用です。本社ではショールームや管理棟の屋根に太陽光発電システムを設置し、自社で消費するエネルギーを持続的に発電する取り組みを順次拡大しています。ポルトガルの生産拠点でも太陽光発電システムを導入し、クリーンな電力生産で気候保護に貢献すると同時に工場の運用コストを削減しています。
もう一つ推進している環境への取り組みは、電気自動車、電動自転車などのエレクトロモビリティへの転換です。2024年以降、MBOは電気自動車のみを使用し、CO2排出量を削減しています。
工場の敷地内に自転車の充電ステーションを設置し、従業員が勤務時間中にバッテリーを充電できるようにしています。また、従業員に補助券を提供することで、公共交通機関の利用を促進しています。こうした施策は交通量の削減、大気汚染の防止や資源消費の削減につながっています。さらに、従業員に割引価格で自転車を提供する「 ジョブ・バイク」 プログラムも開始しました。自転車は環境に優しい移動手段であり、従業員の健康増進にも寄与しています。
配送や物流におけるパッケージ包装の転換は環境負荷軽減に有用です。MBOでは、包装材と緩衝材におけるプラスチックの不使用を実現しました。プラスチックに代わる素材を見つけることは簡単ではありませんでしたが、持続可能な包装材への切り替えは非常に順調に進んでおり、このことを社員一同誇りに思っています。
今後、環境的側面と社会的側面の両方を考慮した、さらなるプロジェクトを開始する予定です。MBOは従業員、パートナー、地域社会と共に、より良い社会の実現に向けて責任を持ち、環境保護に貢献する活動を継続していきます。