印刷機の “水害”は、湿し水循環装置やローラー冷却装置からの水流入です。ローラー冷却装置のロータリージョイントがオイルバスの上部にある印刷機械の場合、ロータリージョイントからの水漏れは即座に「水の混ざり合った潤滑油」になります。
機械の中に水が入ると、各シリンダーの軸受けベアリングに錆びが発生し、最悪の場合機械回転不能となります。検視窓とオイルゲージの状態から水漏れが起きているかどうかを確認することができます。左下の写真は実際に印刷機械に水が入り込んでしまい、ベアリングが錆びて破損してしまった状態です。この状態になると、修繕金額が1,000万円を超えることもあります。
ロータリージョイントの耐用年数は３年ですので、大きな被害となってしまう前に、予防保全としてロータリージョイントを３年毎
に更新することを強くお勧めいたします。

※インキツボ温調は含んでおりません。